私たちは、地域に密着した薬局であり続けます。

これからの薬局としてのあり方

高齢化社会が急速に進み人々の生活が大きく変化していく今、薬局・薬剤師の役割は薬局内の業務にとどまらず、医療・介護・福祉事業者などと連携をとり、患者さんを含めた地域の人々の健康をサポートしていかなくてはならないと思っています。そのためには、薬局外での健康相談、地域活動等にも積極的に取り組んでいきたいと思います。

患者さんが主役のカウンセリング

患者さん個々に生活環境の違いがあることを念頭におき、一方通行の説明をするのではなく患者さん一人ひとりの話しに耳を傾け、気持ちを理解し、分かりやすくカウンセリングすることが必要であると思います。

私たち薬剤師が医療人として心掛けていること

日々の仕事として調剤・監査・服薬指導・在庫管理などがあります。ただ単にこれらをルーチン・ワークとして行うのではなく、患者さん一人ひとりに誠心誠意行うことを心掛けています。同じ薬を投薬する場合でも患者さんの病状、年齢、性別、置かれている状態により、今この患者さんにはどの様な対応が必要なのかを表情やお話の中で把握していき、通り一遍の説明ではなく安心感のある服薬指導をすることを念頭においています。

しかし、急がれている患者さんにお話を聞けなかったり、状態をお聞きしようとしても 「先生にもう話したから、ここで話す必要はない」と、お話を聞かせていただけない場合もあり、ジレンマを感じることもあります。
時には薬以外のお話しをすることもありますが、その様なたわいもない話の中で患者さんの体調の悪さが服用中の薬の副作用だと気付くこともあります。

薬剤師にとって薬の説明をする事は大切なことですが、それだけに神経を集中させるのではなく、患者さんとの細かな話のやり取りも大切なことなのだと痛感しています。

そうして患者さんに「ありがとう」と言われた時は薬剤師として医療に携わっていて良かったと思える瞬間であり、これからも患者さんのお力になれるよう努力していきたいと思います。